11.「赤色」について
こんばんは。
なんだかここ最近、ブログのネタがアイデア系の話ばかりに
なってしまっているような気がして仕方ない筆者です。
既存のロゴデザインやパッケージデザイン、webデザインなどのお話も
して行きたいとは思っているのですが、どちらも画像を用意する際の下準備が
なかなか大変で 二の足を踏んでしまっています。
ということで(?)今回も、下準備に手間のかからない話題をしておこうと思います。
今回は、以前もブログの題材にした、特定の色の与える印象やイメージ、
そしてその用途について書いていきます。
さて、今回題材にする色はこちら
「赤色」です。
赤色は前回の緑色ほど認識に差異はないかと思われますが、
一応、今回も上の画像のようなスタンダードな赤色について書くことにいたします。
(相変わらず何をもってスタンダードとするかは謎ですが)
「赤色」の印象やイメージ
さて、早速ですが赤色の与えるイメージや印象について書いて行きましょう。
赤色と聞いてまず筆者が思い浮かぶのは「炎」「情熱」「暑い」あたりでしょうか。
やっぱり赤色は炎(実際の炎は言うほど赤くもないのですが)の印象が強いですよね。
また、炎から転じて「消防車」「太陽」などのワードも挙げられますね。
赤色には他に、感情の昂りや強い意志なども連想することができます。
「興奮」「怒り」「勇気」「活気」「愛情」など、
どれも燃え盛るような感情を表す言葉のように感じます。
他には、「血」も赤色と強い結びつきのあるアイテムと言えるでしょう。
血から転じて「争い」「命」「地獄」「野蛮」なども思い浮かべることができます。
また、そういった危険なイメージからか「パトカー」「禁止」「警告」「赤信号」
などの注意や緊急を表す色として使われることも多いです。
ここまで見ていると、苛烈でマイナスなイメージが多いように思えますが、
赤色には「おめでたい色」としての性質もあります。
「紅白饅頭」や「赤飯」、「だるま」など、改めて思い浮かべてみると
日本の縁起物には何かと赤色が使用されているように思えますね。
おめでたい色から「勝利」も赤色を連想させる言葉と言えるでしょう。
また、「日の丸」や「鳥居」「赤べこ」など
日本らしいアイテムにも赤色が多く使用されているように感じます。
更に赤色は「女性」を表す色として使用されることが多いです。
ピクトグラムでも、男性が青色なのに対し、女性は赤色で描かれています。
また、「口紅」など、女性を象徴するアイテムも赤色のものが多いように感じますね。
「クリスマス」「正月」「秋」なども、
赤色を象徴する時期やイベントとして挙げられるのではないでしょうか。
秋は主に紅葉の色として、クリスマスはポインセチアやヒイラギ、サンタなどの
赤色の要素がよく主役として登場しているように思います。
他にも、赤色には「食欲」を増長させる効果を持っているようです。
野菜や果物が熟したときの赤色や、エビなどの海産物を茹でた際に赤くなる様子、
唐辛子やタバスコなどの辛い食べ物など、何かと食と関わり深いのが赤色です。
思い返してみると、飲食店の看板などにも赤色が多く使われているように思えますね。
さて、大体の赤色のイメージはこのくらいでしょうか。
次は、そのイメージを踏まえて、デザインにおける赤色の用途について書いて行きます。
デザインにおける赤色の用途
まず、赤色の用途として定番なのは飲食店関連のデザインでしょうか。
チラシやDMもアリですし、看板や提灯など、飲食店と距離の近いものは
その場の匂いと赤色の効果による相乗効果で、集客が狙えるのではないでしょうか。
また、日本のイメージからそのまま、和に関するデザインにも使用できますね。
ちょっと例が限定されているかもしれませんが、ここ最近はパワースポットめぐりや
御朱印集めが流行っているので、神社やお寺のwebサイトを作成する際などに
赤色を使用してみるのもいいですね(かなりベタではありますが)
他にも、和とおめでたい要素を掛け合わせて
和婚・神社挙式などの、結婚式の招待状にも赤色はよく利用されていますね。
(洋式の結婚式だと白やピンクの方が利用されている印象があります)
キャラデザインとして利用するのであれば、熱血キャラや炎に関連したキャラクター、
血から連想して吸血鬼などの人外キャラクターにも利用できるかもしれませんね。
なんとなく、感情的でまっすぐな主人公と言ったようなキャラクターに
多く使われている印象があります(戦隊モノの主人公も大抵赤色ですしね)
防犯ポスターや、危険を知らせるピクトグラムなど
赤色の危険を促す特色を活かしたデザインにも使用できますね。
他には、年賀状や新春セールを知らせる媒体などの正月に関連したもの、
クリスマスケーキのカタログや、ポスターなどの季節のイベントにも
赤色を使うことができるでしょう。
ということで今回は、
赤色のイメージとその用途について書いてみましたが、いかがでしたか?
こうして赤色について書いてみると、赤色というのは、
めでたい色でもあり、ちょっと不吉な色でもある、様々な顔を持つ色だと感じました。
様々な用途があるからこそ、様々な人に愛される色なのかもしれませんね。
それでは、今回はこの辺りで失礼します。
閲覧ありがとうございました。
0コメント